机をDIYした場合には、塗装はどのように行えば良いのでしょうか?塗装する前に気を付けたいのが、水を使う場所かどうかです。
食卓テーブルや、カウンターテーブルなどの場合には、水に強い塗装を使う必要があります。
そこで、DIYした机の塗装方法についてご紹介します。
また、塗装の剥げた古いテーブルも再塗装すると、新品のように蘇ります。その場合の古い塗装の剥がし方もご紹介していきます。
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DIYした机の塗装方法、耐水性の必要がない場合
自分で作成した、または古くなって塗装の剥がれてしまった机やテーブルはDIYで蘇らせましょう。
まず、塗装を施す机やテーブルの使用目的により、耐水性が必要かどうかを考えます。
食卓テーブルでそのまま使用する場合は耐水性が必要ですが、勉強用やインテリア用、食卓用でもカバーをかけて使うので耐水性の必要ない場合等におすすめの塗装方法をご紹介します。
塗装におすすめの塗料
オイルステイン
オイルステインは、材料に浸透して着色する塗料でペンキよりも粘度が低く、初心者にも塗りやすい塗料です。
オイルステインの特長には次のような点があります。
メリット
- 木材に浸透するので塗り跡が残らず、綺麗に仕上がる
- ペンキなどよりも乾くのが早いので、2度塗りをする場合でも短時間で仕上げることができる
- 木目を生かした自然な仕上がりになる
- 天然の原料なので安心して使用できる
デメリット
水に弱い。木材に染み込んでいる状態で、表面のコーティングにはなっていないので、水が染み込んでしまいます。ですから、汚れがついた場合に水拭きして掃除するのにも適しません。どうしても保護したい場合は、ニスなどを塗るとよいでしょう。
耐水性が必要なDIY机の塗装方法
耐水性が必要な机やテーブルには、水性ウレタンニスを使って塗装するのがお勧めです。
机の塗装に使うウレタンニスの特徴
水性ウレタンニス
- 乾くと硬い膜ができて木材表面を保護してくれるので、耐久性が高くなる
- 完全に乾くと耐水性も充分で、水拭きもできる
- 臭いがほとんどないので、食卓テーブルや子供の使用する机などにも安心して使える
- 使用後のハケなどは水で洗うことができる
耐水性が必要なDIYした机の塗装の手順
耐水性が必要な机やテーブルに水性ウレタンニスを塗る手順をご紹介します。
- 机やテーブルの塗装した部分に砂やほこりがある場合は、木目に入り込まないように卓上用のほうきやブラシなどでほろっておきましょう。
- 塗装する面に紙やすりをかけ滑らかにします。
紙やすりは木材や仕上げたい状態に合わせて240~320番程度のものを使います。また、紙やすりは木目にそってかけるときれいに仕上がります。 - 紙やすりをかけ終わったら、出た粉を除去します。
粉が残っていると塗装したときに付着してしまうので、丁寧に除去しましょう。 - 水性ウレタンニスをハケなどを使って木目にそって塗ります。側面から塗り始めて最後に天面を塗ると塗りやすいです。
- 塗装した水性ウレタンニスが完全に乾いたら、400番程度の紙やすりででこぼこしている部分を削り、滑らかに仕上げます。
- 4~5の手順を繰りかえり、何度か重ね塗りするとより美しく仕上がります。
机の塗装材料のいろいろな種類
上記でご紹介したオイルステインと水性ウレタンニスは、完全に耐水性が必要かどうか、木目を生かした仕上がりに違いがあり、どちらを選んだらよいのか迷ってしまう場合もあると思います。そこで、どちらの特徴もある程度備えた塗料をご紹介します。
机に使える塗料
蜜蝋
蜜蝋(みつろう)は、ミツバチの巣を構成する蝋を精製したもので、口紅や保湿用クリームなどの原料にも使用され、ガムなどの食用にも利用されています。蝋燭に使用されていた時代もあり、撥水コーティング力があります。自然由来で食用にも使われるものなので安心して使用できます。
布などにつけて木材に塗りこむと表面に皮膜を作り、自然なツヤが出ます。使用して剥がれてきても、何度でも手軽に塗り重ねられますので、手軽にメンテナンスできます。
柿渋
柿渋は、熟れていない青い柿をつぶして取り出した汁を発酵させたものです。その歴史は古く、平安時代末期頃から防水や防腐剤として使用されてきました。天然素材なので安心して使用でき、防水や防腐の他に、坊カビや防虫効果もあるといわれています。
重ね塗りするほどに色が濃くなり、時間の経過とともに色合いが変化し、独特の風合いが楽しめます。
日光が当たると色が濃くなり、あまり日光があたらない部分は色が薄くなるので、色むらが好ましくない場合には注意しましょう。
また、鉄分が塗装面にあると柿渋と反応して黒~紫色に変色しますので、鉄釘を使用している机などへの使用は注意して下さい。
古い机を再塗装してリメイクする場合の下処理方法
古くなったテーブルの塗装をはがして、塗りなおす方法をご紹介します。
- 古くなったテーブルの塗装を、オービタルサンダーやベルトサンダーを使用して削り取ります。
- 1で塗装を削りはがした後、表面がでこぼこしている場合は、紙やすりで滑らかに仕上げます。今回は、食卓用に水を気にせず使えるように水性ウレタンニスを塗ります。
- テーブルの足や側面からぬり、最後に天面を塗ります。足や側面はハケ、面積の広い天面にはコテバケを使用すると綺麗に仕上がります。
- 完全に乾かしたら、表面のでこぼこをオービルサンダーで滑らかに仕上げます。
使用する塗料を使用目的や仕上がりの好み、また安全性を考慮して選んでみましょう。