カナヘビのエサで一般的なのはコオロギですよね。しかし赤ちゃんカナヘビになると、餌にも注意をしなければいけません。
赤ちゃんが食べられる餌のポイントは、生きている虫という点では大人のカナヘビと変わりがありませんが、さらに赤ちゃんカナヘビが口に入れられる大きさが重要となります。
成長したコオロギは、替えて赤ちゃんカナヘビを怖がらせてしまうこともありますよ。
またエサ以外にも、赤ちゃんカナヘビを飼育する上での注意点があります。水分にも気をつけて、カナヘビを成長させましょう。
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赤ちゃんカナヘビのエサは大人のエサとは違います
カナヘビのエサは生きた虫ですが、赤ちゃんの場合は口が小さいので、やはり口に入る大きさの虫でなければ食べられません。
では、具体的にどのような虫がよいのか紹介します。
- アブラムシ(ヨモギの葉や茎によく住み着いている)
- クモ(草薮や家の周りなどで小型の個体を探しましょう)
- ダンゴムシ(植木鉢や石などの下、湿った草薮にいる。小さい個体を選びましょう)
- ワラジムシ(植木鉢や石などの下、日陰の壁面など、湿った場所にいる。小さい個体を選びましょう)
これらの虫は身近な自然界にいますので、探してみて下さい。
また、ダンゴムシやワラジムシは、比較的容易に飼育できます。土と枯葉を入れて常時湿らせた容器に入れておくと繁殖もしますので、小さい個体も容易に手に入り大変便利です。
また、爬虫類専門のペットショップなどでは、2~3mm程度の小さなコオロギが販売されていますので、自分での採取が難しい場合は購入するのもよいでしょう。
エサの虫の用意ができましたら、与えてみましょう。
エサの逃げ足が速いと捕まえられないので、赤ちゃんカナヘビの見えやすい位置におき、追いかけることができる環境を作りましょう。
カナヘビの赤ちゃんがエサを食べない場合について
カナヘビの赤ちゃんは、産まれてから2~3日の間は、卵の栄養が残っているのでエサを食べなくても大丈夫です。
しかし、2~3日を過ぎてもエサを食べないというのでは問題になってきます。
ここでまず、エサを食べないからと手に乗せてたり触ったりしないように気をつけて下さい。赤ちゃんカナヘビの身体の水分を奪い弱らせてしまいます。
成虫のコオロギやダンゴムシ等では大きすぎて、食べるどころか怯えてしまう場合があります。
ですから、前項で紹介した小型の虫を、平らで追いかけやすく、赤ちゃんカナヘビから見えやすい適度な距離に置いてあげましょう。
それでも、どうしてもエサを食べてくれないという場合は、本来あるべき環境での生存本能を頼りに、自然界へ戻すというのもひとつの手段です。
カナヘビの赤ちゃんの飼育にはエサ同様に水分も重要です
カナヘビの赤ちゃんには、水分が大変重要で欠かせません。
赤ちゃんのうちは、受け皿に水を入れて与えても、ほとんど飲むことはありません。身体に付いた水を舐める程度なのです。
ですから、身体が乾燥してしまうと非常に危険です。
毎日2回以上は霧吹きで敷材をしっかりと湿らせてあげましょう。
水苔を入れるのも保湿対策に有効です。水苔は、よく湿らせてからケージに入れましょう。
赤ちゃんのうちは直接お水を飲むことはほとんどないとはいえ、受け皿にお水を入れたものは用意してあげて下さい。ただし、受け皿の大きさに注意して下さい。大人用の大きなもだと溺れてしまうことがありますので、赤ちゃんカナヘビが入っても溺れない、入っても出られる大きさのものを選んであげて下さい。使わなくなった小さな小皿などでもよいでしょう。
とにかく、乾燥は生命にかかわる事なので、毎日2回以上の霧吹きを忘れないで下さいね。
カナヘビのエサの栄養を上げる工夫について
カナヘビのエサは虫だけですが、エサ用として販売されている虫は、栄養が偏っている場合もあります。
栄養の偏りが心配な場合は、カルシウム剤やビタミン剤の粉末をエサにふりかけて栄養を補うダスティングを行うのもよいでしょう。
特に、カルシウムが不足しがちなので、カルシウム剤のダスティングは是非行ってあげて下さい。
ダスティングの他に、ガットローディングという方法もあります。これは、エサになる虫に事前に栄養のあるエサを食べさせておくという方法です。
空腹の虫よりも、お腹いっぱいの虫の方が栄養があるのは確かでしょう。エサの虫も良い環境にいると、より良いという事ですね。
まだある!カナヘビ赤ちゃんの飼育注意点
カナヘビの赤ちゃんには保湿が欠かせませんが、温度管理も大切です。
暑すぎると代謝があがりすぎて体力を消耗し、寒いと消化器官が動かなくなり栄養が吸収できなくなってしまいます。
飼育ケース内の温度は大人と同じ25度程度に保ちましょう。
しかし、通常の環境では、常に25度程度に保つことは難しいです。朝晩の冷え込みや冬場の対策として、パネルヒーターを使用すると良いでしょう。
飼育ケースに毛布をかけることは、あまりお勧めできません。
湿り気は必要ですが通気性も大切なので、毛布をかけると通気性が失われて熱がこもってしまいます。
冷気の遮断のために毛布を一部にあてる程度にして、パネルヒーターで温めてあげるようにしましょう。
あと大切なのは日光浴です。
本来は自然の中で生活している生き物で、病気の対策など健康維持のために、短時間でも自然光で日光浴をさせてあげて下さい。
時間帯は、できれば午前中からお昼にかけてがよいでしょう。
ただし、長時間の日光浴は熱射病の危険がありますので、カナヘビの様子をみて日陰の方に逃げいているようなら戻してあげましょう。
目安としては10分程度ですが、気温や日差しの強さにもよりますので、カナヘビの様子を見ながら対処してあげて下さいね。