デジカメの性能もどんどん良くなっているので、自分の描いた絵画や美術館などに展示してある絵画の写真を撮りたいと思うこともありますよね。
絵画を撮影する場合は、どんなことに注意すればよいのでしょうか?デジカメならきれいに撮ることも可能なのでしょうか?
絵画の写真の撮り方のコツと注意点について説明します。
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デジカメを使った絵画の写真の撮り方のコツとは?
絵画作品をカメラで写真撮影する場合には、被写体となる絵全体に均一な光を当てる必要があります。
専用のライトなどがなくても晴れている日中、明るい日陰でも必要な光量を得ることができるでしょう。(直射日光はNGです。)
カメラは三脚を使って固定することをお勧めしますが、ない場合は手ブレしないよう手元を固定してシャッターを切るのがコツです。
室内の撮影で光が充分ではない場合、電気スタンドなどを使って画面全体の明るさを確保します。夜は画面に均一に光を当てるのが難しくなるため、避けるほうがいいでしょう。ストロボ撮影は強い光が一部だけに当たるので、絵画の撮影には使いません。
デジタルカメラで撮影した画像は、専用のグラフィックソフトで明るさや色が調整でき、より実物に近い色にする操作ができますが、最低限の知識が必要になります。
家庭用のスキャナー機能付きプリンターをお持ちの場合は、カメラ撮影よりスキャンの方がきれいに複写できる場合もあります。
この場合は解像度の高いJPG形式での保存が良いでしょう。ただし、解像度をあげすぎるとファイルサイズが大きくなりすぎ、低スペックのパソコンだと処理しきれない場合もあるので注意が必要です。
絵画の写真のきれいな撮り方とは?
絵画撮影には、デジタルカメラよりフィルムなどを使う銀塩カメラによる撮影をお勧めします。
撮影状況が良ければ撮影した写真は、より人間の目で見たものに近いとも言われ、画像の調整で役立つことも考えられます。
額縁に入れられている絵画は額から外し、晴れた日か薄曇りの自然光で撮影しましょう。蛍光灯の明かりでは仕上がりが冷たい印象になることがあります。
作品の置き方は、水平に寝かせた状態か垂直に立てた状態のどちらかで、作品に対しカメラをきっちり平行に設置しましょう。ここで作品やカメラの位置が斜めになると、移した画像が歪んでしまいます。
三脚を使って固定し、手で持って撮影する場合はしっかりとカメラをホールドして写しましょう。シャッターを切る時にカメラが動いてしまうことを避けるため、レリーズを使う撮り方もあります。
必ず作品全体が画面に収まるよう注意してピント合わせは正確に。後から作品名がわからなくならないよう、作品名や著者名を書いたものを作品横に置いて写すと画像の管理でトラブルを減らすことができます。
絵画の写真の撮り方のコツは、部屋の広さや光の当て方にも関係あります
撮影スペース
絵画のような平面作品の撮影では、作品を設置するための壁面や床面に加え、照明・スタンド、カメラ+三脚などの設置場所も確保する必要があります。
6畳程度の部屋なら最大でA1(594mm×841mm)程度まで可能ですが、それ以上の大きさの絵画などは専用のスタジオやアトリエなど広い場所での撮影をお勧めします。
光は均一に
作品を照らすライトは左右両側から45度の角度で作品から等距離になるよう設置してください。電球の高さが作品の中心と同じになるようにして、光が作品の中心に当たるように調整します。
カメラの設定
平面作品の撮影の仕方は、全体の広範囲にピントを合わせるために絞りは深く(F11以上)します。その分、シャッタースピードは遅くして4分の1秒~2分の1秒以上にしましょう。
このカメラの調整で作品のディティールや全体の雰囲気が変わってきますので適度な設定を選びましょう。
感度はISO 100~200程度が粒子が適度に細かいため細部もきれいに撮影できます。ISO 400以上の高感度になると画像の粒子が荒くなってしまいます。
撮影OKの美術館の絵画の写真を上手に撮影するためには?
美術館によっては作品の撮影が可能な場合があります。
三脚を使わずに短時間で絵画をきれいに写真撮影する撮り方を見ていきましょう。
撮影が許可される場合でも、作品の劣化を防ぐためにフラッシュなど強い光を当てることはできません。撮影場所の明るさが足りない場合は感度を上げる必要があります。ただし、むやみに感度を上げるとザラついたような写真になり画質が低下します。
シャッタースピードは手ブレを防ぐため遅くしすぎないように。15分の1秒程度にしましょう。撮影に慣れている人は、4分の1~8分の1程度でも可能です。
あとからパソコンで補正などの画像処理が可能な場合は、露出補正で1段階ほど露出不足にしておきます。
可能な限り作品に近づいて撮影しましょう。
シャッターを切る時は、手ブレしないように脇を固めてシャッターを切ります。複数の絵画を撮影する場合も同設定で3枚ほど連続撮影して良いものを選びます。
一眼レフカメラで絵画の写真を撮影する場合の注意点とは?
一眼レフカメラで絵画や額縁を撮影すると、画面に歪みが出る場合があります。直線であるはずの額縁がわずかに曲線で写ったりするのです。
この歪みを軽減する方法として、作品から離れて望遠で撮影するという方法があります。一眼レフの特徴として、広角側でより写真が歪みやすいため、望遠にした方が歪みが少なくなるのです。
ガラスのある額縁に入ったままの絵画を撮影する場合には、照らしているライトがガラスに写り込んでしまうことがあります。これを避けるためには、ライトの位置が重要。またレフ板で写り込んでいるものを隠して対処することもできます。
美術館での撮影はライトが使用できないのでレフ板による対処になるでしょう。カメラのレンズに偏光フィルターを取り付ける方法もありますが、その効果は限定的なので写り込まない角度を探すようにする必要があります。