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レストランのキャンセル料さえ無視する客への対策と予防法

レストランなど飲食店の予約キャンセルが問題となっています。
何十人という予約をしておきながら、当日になって急にドタキャン。用意した食材までも無駄になってしまいます。

レストランのキャンセル料を無視する客に対して損害賠償を請求することは可能なのでしょうか。

レストランのキャンセル料さえ無視する客への対策と予防法についてご説明します。

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レストランのキャンセル料を無視する客に対して損害賠償を請求することは可能なの?

レストランなどの飲食店の予約は、電話やインターネットの予約サイトを使って行われることが多いですよね。事前に席を確保することは、お客側にとっても店側にとっても双方にメリットがある反面、昨今では「大人数で予約しておきながらの無断キャンセル」が問題になっており、インターネット上でもたびたび話題にあがっています。

宿泊施設などでは、予約に対してのキャンセル料が明確に提示されている場合がほとんどですが、レストランなどの飲食店ではあまり目にしません。

では、実際に無断キャンセルされてしまった場合、店側は予約した人に対してキャンセル料を請求出来るのでしょうか?

まず法律上においてですが、基本的には損害賠償請求が可能です。予約をした時点で店側に対して契約が成立しているため、無断キャンセルされたことによって生じた損害分は請求することが出来ます。

しかしながら、店側がキャンセルした客を訴えたという事例はほとんどないようです。そもそも、予約時に相手が名乗った名前や連絡先が正しいという保証もないため、請求先を特定できないといったケースもあるのだとか。
また、無断キャンセルされた分の食材のすべてを廃棄する場合以外、それらを他のお客さんにも提供し、利益を得ているのであれば、実際の損害額を提示すること自体も難しくなるため、わざわざ事を荒立てて訴訟にまで発展させるケースが少ないとも言えます。

レストランの予約時にキャンセル料を聞いといて無視するのは無銭飲食と同じこと

キャンセル料の話が初耳でも支払うべき

レストランなどを予約する際に、たとえキャンセル料の件を伝えられていなかったとしても、だからといってキャンセル料を支払う必要がないというわけではありません。法律上は予約をした時点ですでに店側との契約が成立しているのですから、その時点で見込まれる売り上げ高に応じて店側がキャンセル料を請求することは可能なのです。

ですが、すんなりとキャンセル料を支払ってくれるケースは稀だと言えます。双方の合意がなければ飲食店側は民事訴訟を起こすことも出来ます。
例えば、宴会などの大口予約において、6千円のコースを20人で予約していた場合、当初の売り上げ予定額の12万円をそのまま請求したとしても、請求額が裁判でそのまま認められる可能性は低いでしょう。

本来、予約客に提供するはずだった食材を、他のお客さんに提供することによって得た利益があるのであれば、当然その分は差し引かれます。

直前になって予約をキャンセルしたり、無断キャンセルする側にとっては、実際に飲食していないのだから支払う義務はないと考えるのかもしれませんが、店側にとっては損害が発生しているのであれば、それは無銭飲食されたのと同じことなのです。

無視できないレストランのキャンセル問題、キャンセル料を設定する際の注意点は?

店側が実際にキャンセル料を設定するに当たっては、ある程度の基準を設ける必要があります。レストランなどの客単価が高いお店であれば、どのお客さんに対しても一律にするのか、もしくは団体予約だけに限定するのかをしっかりと決め、予約時に提示することで、無断キャンセルを減らすことに繋がります。

たとえば、小さいお店を貸切に近い状態で予約されたにも関わらず、当日になってキャンセルが発生した場合、店側の損害はかなり大きくなります。当日であれば、すでに他のお客さんの予約も何組かは断っている可能性もあり、その時点で新たに予約人数に見合うだけのお客さんを確保することは簡単ではないでしょう。

そのような自体を防ぐためにも、予約時にしっかりと身元を確認し、事前にキャンセル料についても伝えておく必要があります。

キャンセル料の金額についてですが、飲食店の形態によっても違いはあるようですが、予約前日までのキャンセルであればキャンセル料を設定していない飲食店も少なくないようです。

どちらにせよ、予約時に伝えられたキャンセル可能な期間を過ぎてからのキャンセルであれば、キャンセル料を請求して良いと考えられます。

レストランを悩ませる予約キャンセルとキャンセル料無視客、防止策はあるの?

予約を無断でキャンセルする側としては「誰だかわからなければ大丈夫だろう」という心理が働いている可能性があります。
それを防ぐには、予約の時点でしっかりと相手を認識する必要があります。

予約無視を防ぐために店側が気をつけたい点

レストランへの過去の予約歴、キャンセル歴がないか

以前にも来店していたり、予約をしていたりする場合であれば「いつもご利用いただきありがとうございます」とひとこと添えるだけでも、自分を認識されていると感じ、無断キャンセルはしづらくなります。同様に、過去に予約にキャンセル歴がある場合は、どのような経緯でキャンセルしたのかも把握しておくと良いでしょう。

レストランの予約はフルネームで

大抵、予約時には苗字だけを名乗る方が多いですが、間違いを防ぐ意味でも苗字だけではなくフルネームを聞き、連絡先として電話番号を2つ聞いておくことで、予約後の連絡する必要が生じた際にも、スムーズに対応できます。

無視を防ぐために職場名も確認する

職場の歓送迎会での利用であれば、会社名と会社の連絡先も確認しておきましょう。「誰だかわからない個人」よりも「その会社の人間」と特定されてしまえば、より無断キャンセルもしづらくなるでしょう。

人数変更およびキャンセル料の連絡について

一定の期間が過ぎるとキャンセル料が発生する旨を明確に伝えましょう。

キャンセル料を無視されずレストラン側が損をしないためには?

最近、インターネット上でよく目にするのが、大人数の予約キャンセルや、無断キャンセル(いわゆるドタキャン)を受けた飲食店側が、SNS等でその現状を発信し、それを目にした人が次々と来店してくれたことによって損失を最小限にできたというニュースです。

もちろん、その予約に対して仕入れた食材を格安で提供したり、大人数の予約に対応するために増やした人件費などを考えると、店側にとって損害が出ていることに変わりはありません。ですが、見ず知らずのお客さんによって助けてもらえたという事実と、今後その店のリピーターになってもらえる可能性もあるという点においては、実に正しいSNSの利用法だと言えるでしょう。

もしもそれが予約の取りづらい人気店であれば、日頃からSNSを通じて当日の空席状況をご案内することで、キャンセル席を空けることを回避できるケースもあります。

また、団体予約の直前キャンセルは店側への損害額が大きくなるので、幹事に事前に来店してもらい、手付金を支払ってもらうようにして、キャンセル時には返金しないという方法もあります。