ビジネスシーンなどで相手に連絡先を聞くとき、きちんとした敬語を使うことができているか心配になることもありますよね。
相手に失礼にならないように連絡先を聞く時は、正しい敬語を使って話をすることが大切なポイントです。
そこで今回は、正しく敬語を使って相手に連絡先を聞く方法と、ビジネスシーンでの色々なマナーについてお伝えします!
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敬語で連絡先を聞く時は登場人物を想像するとわかりやすい
敬語の種類は、相手を敬って使われる「尊敬語」と、相手の立場よりも自分をへりくだって使う「謙譲語」、相手に対して丁寧な言い回しをする「丁寧語」があります。
「ご連絡先をいただけますか」という言葉は、「ご連絡先」という敬語の他に「もらう」という言葉の自分がへりくだって相手を立てる時に使う「謙譲語」が組み合わさっています。
取引相手やお客様だけでなく、自分の上司に対しても使われる言葉です。
では敬語を使う場合は会話の登場人物を想像して考えるととてもわかりやすいです。
「ご連絡先をいただけますか」という言葉を使う際は登場人物は二人であることがわかります。
「ご連絡先」という言葉と、「いただく」という言葉は相手を立てて自分をへりくだる使い方をするので謙譲語であることがわかりますよね。
連絡先を聞く時の敬語の使い方について
敬語は相手に敬意を払って使われるものと自分の動作をへりくだって話す場合があります。
今回のような「連絡」という場合はどう扱えばよいのでしょうか。
相手がこちらに連絡をしてくる場合は相手が連絡という動作をするため、「ご連絡」という風に相手が行う動作に対して「ご」や「お」などをつける敬語をつけるのは自然でしょう。
しかし、自分が相手に対して連絡する場合はどうなるでしょうか。
一見連絡するという行為は自分の動作なので敬語は不要なのかと感じます。
しかし、こちらが連絡をした場合でもその連絡を受けるのは相手なので、その場合も「ご連絡」という「ご」や「お」などの敬語をつけるべきなのです。
その為、こちらから連絡する場合でも敬語は「ご連絡いたします」と表現します。
連絡先を聞く時の敬語「伺う」について
では、「ご連絡先をお伺いさせていただきます」という言葉は正しいのでしょうか。
「お伺いさせていただきます」という言葉はずばり間違った敬語です。
「伺う」という言葉は聞くという言葉の謙譲語であり、「○○させていただく」という言葉は「する」という言葉の謙譲語となり二重で謙譲語が使われておりくどくなってしまいます。
その為、「伺う」という言葉を使う場合は、「伺いたく存じます」や「伺いたいのですが」といった表現を使う方が正しいのです。
一見「伺いたく存じます」は「伺う」と「存じる」という二つの謙譲語が二重で使われているように思われますが、それぞれ違った言葉の謙譲語となるので間違いではありません。
「お伺いさせていただきます」という言葉は同じような意味の言葉に対して二重で敬語が使われているので正しくないのです。
会社での電話対応・電話番号などの個人情報を気軽に伝えないこと
もし会社で電話対応をすることになった場合、取引相手だとしてもむやみに相手に対して個人情報を伝えるのは避けましょう。
相手が電話をかけてきても担当者が不在であることは多々あるでしょう。
そういったときに担当者の自宅住所や携帯番号、行先などを伝えるのは個人情報を相手に流すことになるので危険です。
相手が悪用する気がなくても大事な個人情報を簡単に伝えるのは避けてください。
相手に担当者の不在を伝える場合は不在である旨のみを伝え、もし帰社時刻がわかるようであればおおむねの時間帯を伝えるのもよいでしょう。
担当者の連絡先を教えるのではなく、後ほど担当者の方から連絡を折り返す旨を伝えれば相手も納得してくれるはずです。
相手から緊急で連絡したいから連絡先を教えてくれと強く言われてもむやみに教えないように気を付けましょう。
ビジネスメールで相手に質問をすることのメリット
相手に連絡をする手段としては電話の他にもメールを使うという手段があります。
メールで相手と連絡を取る場合はどういったメリットがあるのでしょうか。
緊急の場合はすぐに連絡がこない場合もありますので向きませんが、それ以外にメリットはたくさんあります。
記録が残る
なにより、メールの送信・受信記録が残るということです。
電話だとその場だけの口約束などになってしまい、後で聞いてない等でもめることもあるかもしれません。
しかしメールの場合はしっかり記録が残っている為そういった行き違いは生じませんし、後々見返すことができるので内容を見返して整理することができるのです。
相手の都合に合わせられる
そしてメールの場合だと相手の状況に合わせることができるので手を煩わせないという利点もあります。
電話だとどうしても相手に時間を取らせてしまうことになりますし、電話ができるタイミングなどもあります。
メールの場合だと相手の都合の良い時間に見てもらうことができますし、質問事項などもゆっくり返信することができます。
対面や電話だとゆっくり話して時間をとってもらうのも難しいことがありますのでメールの方がよい場合があります。
メールを打つのも時間が勿論かかりますが、そういった場合は事前にメールで連絡事項を伝えてから電話で詳しく連絡するという方法も有効でしょう。
相手だけでなく自分のスケジュール管理も容易になりますのでメールで連絡することにも利点は多くあるのです。