血液型よりも遺伝子ですよね?
たまに、両親の血液型からでは絶対に産まれない血液型の子供が産まれた!
なんて、話を聞きます。
どちらかの親が違うなんて、物騒な話に発展することもありますが、ありえない組み合わせの血液型だとしても、稀にあり得ることも!
親のほうが自分の血液型を思い違いしていたということもありますしね。
先日、10歳の娘の血液型を知りたくて病院へ行きましたら「医学的には今の時点でお金を出してまで血液検査をする必要はありませんよ」と言われました。
ビックリ!
何かあったらその時に血液型を調べるので。患者が申告する血液型は信用しないそうです。
そのくらい、血液型って微妙な存在なんですね。
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血液型を知ってビックリ!自分の子供とは違う!?
血液型は、一般摘に親子関係を証明するもののひとつとして捉えられています。
もしO型の両親からA型の子供が生まれた場合には、「誰の子だ!?」と浮気を疑われることもあります。
しかし最近では、血液型は必ずしもメンデルの法則にあてはまらないということがわかってきました。稀ではありますが、O型の両親からA型の子供が生まれることもあります。
ある大学教授の研究によると、父親はO型、母親はB型の場合、A型の子供が生まれることも稀ですが見られるようです。
卵子の段階で、血液型を決める遺伝子に変化が起きると生じるようです。
また、片方の親がAB型なのにO型の子が生まれたり、片方がO型なのにAB型の子が生まれることもあります。
こちらの原因は、血液型を決める同一の染色体上にAとBの遺伝子が乗っかってしまったために生じるものです。
こちらも非常に稀なケースですが、ありえないことではないのです。
血液型で子供は自分の子じゃないと思ったら自分の血液型が違うなんてことも
あるご夫婦とお子さんのお話をご紹介します。
父親はO型、母親はB型。なのにお子さんはA型でした。O型とB型の夫婦の場合、一般的にはO型かB型の子供が生まれます。それ以外では非常に「稀」です。
生まれたばかりの子供の血液型は安定していないという説もあるため、日を置いて確認しましたが、やはりO型とB型では、やはり間違っていたとしてもO型かB型、どちらかの確率が高いはずなのです。
そこで、父親自身も血液検査をしてみたところ、実は父親はA型でした。
これまで30年間も自分をO型だと思い込んでいたため、一番驚いていたのはご本人だったそうです。奥様から見ても、「性格的にもO型に見えない」と思っていたそうで、子供が生まれたのをきっかけに、本当の血液型を知るというパターンもあるようです。
子供の血液型が、予想外だった場合、妻の浮気を疑うよりも親となった自分たちの血液型を疑ったほうが良いのかもしれません。
血液型の組み合わせについて。子供の血液型がありえない!何かが違うとあり得ることも
最初にお話ししたように、本当の親子なのにABO式血液型が合わないということは実際にあります。
その理由としては、最初にお話ししたケースと、先ほどの血液型の誤判定、もしくは誤認識もあります。
誤判定について詳しく説明すると、血液型の中には亜型というものがあり、この場合、普通の血液型より検査時の反応が弱く、A型、B型なのにO型と判定される可能性があるのだそう。
また、新生児の場合は十分な採血が難しく、採血中に注射器の中で血が固まって誤った血液型の結果が出る危険があります。
そのため最近では赤ちゃんの血液型の検査を行う病院は減っていますよね。
また、世の中には、2種類の血液型を持つキメラ、モザイクと呼ばれる人も稀にいるようですし、ABO型違いの骨髄移植や輸血をした人や、急性骨髄性白血病の患者は、血液型が変わる可能性もあります。
さらには、結腸癌、大腸癌の人も赤血球が抗Bと凝集が起こるために一時的に血液型が変わる(血液型の検査結果がかわる)ことがあるようです。
血液型の組み合わせについて。両親の血液型からありえない子供が産まれることもある
通常は、両親のいずれかがAB型のときはO型の子供は生まれることはありません。
また、両親のいずれかがO型のときにはAB型の子供は生まれないのが一般的です。
ところが、先ほどから繰り返し言っていますが、ごく稀に例外が存在します。
AB型の希なバリエーションとして有名なものにシスAB型があります。これは一本の染色体にAとBの両方の遺伝子が載っており、もう一つの染色体にはどちらも載っていないというものです。これは実際にAB型とO型の両親からAB型の子供が産まれる事があることから判明した血液型です。
このシスABとO型の親の組み合わせからは、通常はあり得ないO型やAB型の子供が誕生する可能性があります。
また、O型にも有名なボンベイ型があります。表現型はO型ですが、ボンベイ型の夫婦からは、A型やB型のお子さんが生まれてきます。
血液型の豆知識
ここでは、日本人の血液型の分類についてご紹介します。
日本人の血液型をざっくり分けると、以下のようになります。
A型が40%、B型が20%、O 型が30%、AB型が10%
真面目なA型が4割ともっとも多く、わずか1割のAB型の4倍です。
例えば1クラス30人の学級で考えるとA型の人は12人、B型の人は6人、O型の人は9人、AB型の人は3人のように血液型が分かれます。
日本人の約4割がA型と、A型が多いのがわかりましたが、この割合は国によって変わります。
アメリカではO型、インドはB型の人がもっとも多いのです。
日本でも1割のAB型はというと、世界を見ても割合が一桁の国が多く、中には0%の国があるくらい少ないのです。
世界の血液型の割合は、O型45%、A型40%、B型11%、AB型がわずか4%となっています。
日本ではA型が多いため、A型が世界でもっとも多いと考えがちですが、実はO型が一番多いのです。