爬虫類が好きな方にとって憧れるのが、ワニの飼育ではないでしょうか。
ペットショップにもワニコーナーがありますので、購入すること事態は簡単かもしれませんが、日本でワニを飼育する場合は手続きや飼育環境を整えなければなりません。
では、日本でワニを飼育する場合はどのような手続きが必要なのでしょうか。手続きの流れとは?違法行為を行った場合は?
日本でワニを飼育する際の手続きについてご紹介します。
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ワニの飼育は日本でもできるの?飼いやすいワニは?
ワニの飼育は許可が必要
爬虫類の好きな方であれば、一度はワニを家で飼育してみたいと思うのではないでしょうか。
日本では、種類に関わらず全てのワニが、動物愛護管理法により特定動物に指定されています。
特定動物に指定されているワニを家で飼育することは可能ですが、家で飼育するためにはお住まいの知事又は政令市の市長の許可が必要となります。
ワニを飼育する許可を得るために必要なこと
ワニの写真や飼育環境など詳細な情報が必要となり、申請料が掛かります。
申請料はお住まいの地域により異なりますが、目安としては1万5千円~2万円程度として考えておくと良いでしょう。
この許可を得ることができたら、ペットショップからワニを購入することができ、家で飼育することができます。
ワニを家で飼いたいとお考えの方は、一度、申請料とも含め詳細を確認してみてはいかがでしょうか。
ワニを日本で飼育する場合の手続きの流れ
ワニを日本で飼育したい場合には、さまざまな手続きをしなければなりません。
当然ながら犬や猫とは違い、ワニを飼育する際には危険も伴うため、それなりの手続きをする必要があります。
そこで、ワニを日本で飼育する場合の必要な手続きの流れをご紹介します。
- お住まいの地域の保健所に行きます。
保健所でワニの飼育の際に必要となる手続きの詳細を聞きます。 - ワニ販売店に行きます。
「生態販売証明書」「飼育するワニの写真」を貰う手続きをします。 - 動物愛護センターに行きます。
申請料、必要書類を揃えて「飼育許可の申請」手続きをします。 - 飼育環境確認のため、職員が家の状態を確認しに来ます。
許可が降りたら「増減届」を出します。
「特定動物飼養・保管許可証」、特定動物の飼育又は保管の許可を受けたことを示す「座標」を受け取ります。 - ワニを受け取るため、購入ショップへ行きます。
この際、保管許可証とワニを入れるゲージを忘れずに。 - ワニにはマイクロチップを埋めるようにしましょう。
マイクロチップは、ワニが脱走してしまい保護された際などに役立ちます。
また、手続きの手順・必要書類等は、お住まいの地域の保健所等に確認の上、進めるようにしましょう。
日本でワニを飼育するために必要な条件とは?違法行為を行った場合は?
日本でワニを飼育するためには、さまざまな手続きのほか、守らなければいけない条件・違反した際の罰則等があります。
ワニを日本で飼育する際に守らなければいけないこと
ワニの飼育環境について
一定の基準を満たしている状態で飼育しなければいけません。
また、脱走防止のために、部屋の構造にも配慮する必要があります。
飼育環境の管理について
基本的に、定期的に飼育環境に問題がないか点検する必要があります。
また、第3者がワニに接触できないように措置をとるほか、特定動物を飼育している標識を掲示しなければいけません。
ワニの管理について
飼育環境以外での飼育は禁止です。
また、マイクロチップ等を埋め込み個体識別措置をとる必要があります。
飼育環境・ワニの管理等に違反があった場合
ワニの飼育許可が取り下げられます。また、違反内容によっては、懲役又は罰金に処されます。
日本でワニを飼育する場合どのくらいのスペースが必要?餌は?
飼育に必要な部屋の大きさ
ワニの大きさにもよりますが、室内でワニを飼育する場合には、だいたい10畳程度のスペースが必要となります。
また、ワニを室内で飼育する場合には、ワニがストレスを感じずに過ごせるようなある程度広いスペースを取ってあげるようにし、外で過ごしているワニと同様に、水の部分と陸の部分を分けてスペースを取ってあげるようにします。
ワニは、人間に危害を加える恐れのある動物です。
そのため、飼育環境は細かく規則がありますので、それに従い飼育環境を整える必要があります。
また、餌はワニの成長過程に合わせて変えるようにしましょう。
スーパーで販売されている鶏肉などは、栄養が偏ってしまう可能性がありますので、骨や内臓まで食べることができる餌を用意するようにしましょう。
ペットとしてワニを飼育する際の注意点
ワニの手軽で簡単ではない、覚悟が必要
ワニを日本で飼育するためには、さまざまな手続きが必要なように、日本では簡単にワニを飼育することができません。
また、飼育許可がおりたとしても、猫や犬とは違い安易に扱うこともできず、危害を加えてくる可能性のある動物です。
ワニを飼育する場合には、「ワニは殺傷能力のある動物」であることを充分に理解した上で飼育する必要があります。
ワニを飼育したいと考えている方であれば、お分かりかと思いますが、ワニはとても鋭い歯を持っています。
もしもあの鋭い歯で噛まれたら?最悪の場合、命に関わることもあるでしょう。
また、ワニは小型の種類であっても体長2メートルを超えることが多く、それなりのスペースが必要となります。
ワニを飼育することで、他の動物では感じられない魅力や楽しさがあるかもしれません。
しかし、ワニを飼育することには、必ず危険が伴い容易に扱うことのできない動物であることをしっかりと理解し、慎重に考える必要があるでしょう。