夫が転勤族だと、自分だけではなく子供にも負担がかかりますよね。
「転勤することは子供にとってかわいそうなこと」と言われることもありますが、その理由は何なのでしょうか?そして子供自身はどう感じているのでしょうか?
転勤族の子供がかわいそうというのは事実ではない?転勤することによる子供への影響と親としてできることについて考えてみましょう。
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転勤することは子供にとってかわいそうなことなの?
転勤族にとって一番の気がかりは子供の転校です。転勤までの期間は会社によって異なります。例えば2年おきに転勤がある場合は小学校の間に3回転校することになります。
親は学校にも慣れて、仲のいい友達が出来た頃の転校になるのでかわいそうと思ってしまいます。しかし子供にとって転校は「かわいそう」なことなのでしょうか。
田舎でない限り転校生は珍しくありません。私が小学生の時も、新学期が始まると、自分のクラスや他のクラスに転校生が来ていました。その転校生初めの頃はスターのようにクラスの注目と人気を集めます。上手く溶け込むと新しい学校での生活もうまくいくでしょう。
性格の問題もありますが、自分から行動が出来る子供は心配することはありませんが、引っ込み思案や、人見知りするタイプの子供を持つ親は心配ですよね。
でも子供の適応力は大人が思っているよりもスゴイです。転校して間もない頃は居場所がないかもしれませんが、時間が経つと友達との会話も増え、そのうち登下校を一緒にしたり、家に行き来したりして仲のいい友達ができます。
転勤族の子供はかわいそう?子供自身はどう思っている?
私は現在社宅で暮らしています。社宅で暮らしていると年間にするとかなりの子供が引っ越しで入れ変わります。転勤族の子供を見て思うことは元気がいい、明るい子供が多いことです。人懐っこく、すぐに周りの子供と馴染んでいるような感じに見えます。
転校生となった子供自身はどのように感じているのでしょうか。「転校生に関する意識調査」の紹介をします。
転校前の心理は「転校を知らされた時嫌だった」と答えた半数のうち8割の子供は「クラスメイトや友達との別れ」を理由にしています。新しい学校への不安よりも、今の友達と別れる寂しさを感じています。
転校すると「早く友達を作ろう」と考えている子供が多くいます。アンケートの結果を見ると転校して1ヶ月もしないうちに9割の子供が新しい学校に慣れたと答えています。
大人になり転校の経験を振り返り「転校経験で得たもの」について聞いてみると「どこでも生活が出来る」「新たな自分が見つかる」「環境の変化に対応出来る」などの答えが多くありました。
転勤は子供にとってかわいそうな事ではありません。大人になるとどんな変化にも対応出来る素晴らしい大人になれます。
転勤族の子供がかわいそうだと思われるのはこんなところかも?
いじめ、これだけは避けたいといつも思います。親なら誰でも同じように思いますよね。転校が原因でいじめにあうなんて、本当に辛い。しかし仮にいじめに遭っていたとしても、又転校する選択肢もあります。子供も今まで転校をして来ているので理解は出来ると思います。もし私の子供がイジメに遭っていたら選択肢がたくさんあることを教えてあげます。
学校によって授業の進み方はかなり違いが出てきます。都道府県によって違えば、重点課題も違います。教科書も違うし、学力のレベルも違います。前に通っていた方が進みが早くて学力があるなら転校先で苦労することがないです。しかし転校先のレベルが高く、授業内容がいくつも進んでいるとなると大変です。前もって転校先の学力、特色、教科書など確認しておくといいです。
なまりや方言は慣れるしかありません。しかしそれがコンプレックスになり話が出来ないこともあります。転勤族母親からの情報によるとみなさん標準語で話すようにしています。そこから転勤先の方言を取得すると割とスムーズに行きます。
転勤は子供にとってかわいそうなことではない!親としてできることは?
親も人間です。グチを言いたいこともあるし、弱音を吐く時もあります。しかし子供にとって親は一番の心のより所なので、親がグラついていると子供も不安になります。根拠がなくても「なんとかなる」と口にしましょう。口にすることで不思議となんとかなると思えてきます。
親が参加出来る行事がある場合は積極的に参加しましょう。参加しても、話す人がいない、一人ぼっちだから参加しないという人は、一人ぼっちが当たり前なので参加することをオススメします。行事に参加した時に、自分以外の人を観察してみましょう。色々な人と話しをしている人もいれば、ずっと1人の人と話しをしている人もいます。
私は子供のクラスの先生と話をしてクラスの役員の人を紹介してもらいました。そのことがきっかけでママ同士の集まりに呼んでもらえたり、話をしてもらえるようになったので参加してよかったと思いました。
転勤は子供にとってかわいそうなことと親が不安にならずに「なんとかなる」と親がどんと構えてあげましょう。
転勤の回数があまりにも多いと、子供にとってストレスになる?
親が転勤族の場合子供は転校を繰り返すことになります。転校生というだけで子供はとても辛いことです。
何も悪い事をしていないのに、転校生というだけでイジメに合うこともあります。すでに人間関係が出来ているコミュニティの中に1人ではいってかないといけない状況も子供には大きなストレスになります。
転校の回数が多くなると、子供も段々仲のいい友達を作らなくなります。また転校するからです。だから転勤族の子供は浅く広くしか人と付き合わない子供になります。どうせ転校するから初めから仲良くなっても意味がないと思うようになってしまうのです。環境適応能力は確かに付きますが、困った時に相談できる友達を作りにくくなってしまうのです。