生後1ヶ月の赤ちゃんの体重が思うように増えない、または減るということはお母さんにとって心配ですよね。
では、生後1ヶ月で体重が減る場合、考えられる理由とはどんなことなのでしょう?完全母乳育児で気をつけたいこととは?
また、赤ちゃんの体重を増やすためにはどうしたらいいのでしょうか?対処法とは?
そこで、生後1ヶ月で体重が減る理由や母乳育児のコツと増やす対処法などについてご紹介致します。
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生後1ヶ月で体重が減るのは授乳がうまくできていないかも
新生児の赤ちゃんは、生理的体重減少といって一時的に体重が減ることがあります。
これはどの赤ちゃんにも見られることで、自然なことなので心配はいりません。
生後2~5日頃に見られ、生後7日頃になると産まれたときの体重に戻ります。
その時期を過ぎた生後1ヶ月でも、体重が減ってしまうのは何か原因があるかもしれません。
最も考えられる理由は、授乳が上手に出来ていないのかもしれません。
まだ産まれて間もない赤ちゃんは、授乳をすることも簡単なことではありません。
母乳を飲むことも、哺乳瓶を吸うことも上手に出来ないことがあるのです。
特に母乳の場合は、どのくらいの量が出ていて、どのくらいの量を赤ちゃんが飲んだのか、数字で見ることが出来ないので心配になってしまいますよね。
赤ちゃんの成長には個人差もあるので、授乳の量が足りているかどうかの判断は、体重の増減だけでなく、尿の状態も基準にして下さい。
あまり色のない尿が、おむつにずっしりと一日に6回以上していたら、栄養が足りているということなので、あまり心配する必要はありません。
反対に尿の色が濃くなったり、量や回数が減っているときは、栄養が足りていない可能性があります。
ミルクを足すなどの工夫をおすすめします。
生後1ヶ月の赤ちゃんは体重が減ることもあるんです
先ほど生後1ヶ月以内赤ちゃんは、体重が減る現象が見られるということを説明しました。
体重が減少する期間にも、多少の個人差はあるのですが、あまりにも体重の減りが激しかったりすると心配になりますよね。
母乳も飲んでいるようなのに何故だろうと、理由もわからず不安になってしまうかもしれません。
もしかすると母乳が足りていないのかと、自分を責めてしまうお母さんもいるかもしれません。
しかし、必ずしも母乳が足りていないということではありません。
母乳の量は十分だとしても、赤ちゃんの吸う力が弱いと、満足な栄養を取り込むことが出来ません。
たくさん飲んでいても、それ以上に便をしていれば、赤ちゃんは体重が減るということも見られます。
体重の減りには、赤ちゃんそれぞれの理由があるはずなので、必ず母乳のせいだと決めつけないようにして下さい。
完全母乳のこだわりすぎは注意!生後1ヶ月で体重が減ることも
子供は完全母乳で育ててあげたい、と考えるお母さんはたくさんいると思います。
しかし、お母さんの体質や服薬を必要とする事情、赤ちゃんが上手に飲むことが出来ないなどの理由で、理想通りの母乳育児が必ず出来るとは限りません。
確かに母乳で育児をすることには、赤ちゃんにとってもお母さんにとってもいろいろなメリットがあります。
赤ちゃんにとっては、なんといってもお母さんと肌が触れ合うことで、安心感を得られるでしょう。
生後1ヶ月ほどの赤ちゃんは、視力も発達していないので、お母さんの顔を認識することはまだ先になります。
しかし、母乳の匂いでお母さんだとすぐにわかるのです。
他にも母乳から免疫細胞をもらうことが出来たり、あごの発達を促すことも出来ます。
お母さんは母乳を与えることで子宮が収縮して、産後の体の回復を促進してくれます。
寝不足になりがちな育児の中で、ミルクを作る時間を短縮することが出来るということも、メリットではないでしょうか。
ですが授乳の本来の目的は何でしょう。
赤ちゃんの成長に必要な栄養を与えることです。
母乳育児が思うように行かない状態が続くと、せっかくの母乳のメリットも台無しになってしまいます。
赤ちゃんに十分な栄養を与える、とにかくそれが大切なことなので、絶対に母乳育児でないとというプレッシャーを感じることはありません。
母乳で赤ちゃんを育てる場合はこまめな授乳を心がけて
母乳はミルクに比べると、消化が良くすぐにお腹が空くと言われています。
しかし、中には母乳でもミルクと同じくらいの間隔が空く赤ちゃんのいるようで、赤ちゃんが泣かない、寝ているという状況だとまだ授乳しなくても大丈夫だと安心しますよね。
ですがそうなると、一日に必要な量の栄養を摂取出来ないこともあります。
特に新生児から生後1ヶ月の赤ちゃんは、一度に少しの量しか飲むことが出来ません。
お母さんの体も、赤ちゃんに吸ってもらって母乳を分泌するという時期なので、出来るだけ定期的に授乳する時間を持つように心がけましょう。
赤ちゃんは生後3ヶ月くらいまでは、1ヶ月に1kgペースで体重が増えるほど、成長は著しいものです。
一日平均で約30gずつ増えていくということです。
しかし母乳での育児の場合は、消化が早いこともあり、1ヶ月に500~600gペースでも問題はないとされています。
一日平均にすると、約16~20gくらいですね。
体重の増加と同時に、尿の回数や状態も大切な判断基準になります。
一日に6回以上、十分な量の尿が出ていれば栄養は足りていると考えていいでしょう。
便の状態ですが、これは赤ちゃんも個人差があります。
大人でも快便の人もいれば、便秘がちの人もいるように、赤ちゃんにも違いがあるので、一概に判断する基準とは言えません。
赤ちゃんの体重を増やすための対処法とは
生後1ヶ月の赤ちゃんの体重を増やすために、一番大切なことは十分な栄養を与えるということです。
母乳だけでは足りないかと感じるときは、ミルクを足して体重や尿の状態を確認してみて下さい。
これで体重が増えるようなら、ミルクを足した量が最適な栄養量だということがわかりますね。
量だけでなく、質にも少し目を向けてみましょう。
母乳は本来、お母さんの血液です。
食事の内容がそのまま赤ちゃんの栄養として補給されるので、バランスの取れた食事内容を心がけてみると体重が増えたなんてこともあります。
また、母乳は最初は薄くてさらっとしたものから、徐々に濃い母乳が出てきます。
濃い母乳の方が栄養価は高いのですが、薄い母乳から飲んだ赤ちゃんは、濃い母乳を飲む前に満腹になってしまうこともあります。
薄い母乳を飲ませず、濃い母乳だけを飲ませてみるという工夫もいいかもしれません。
栄養面だけでなく、意外にも室温も体重の増減に関係があります。
赤ちゃんが寒いと感じる温度だと、体温を上げようとしてカロリーを消費します。
これが体重の減少に繋がることもあります。
赤ちゃんの体を触って、最適な状態になっているか確認してあげて下さい。